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とにかくTRIDENTを買ってくれた英国外のエアラインはPIAを含めても片手くらいだと思います。
以前にも書きましたが、TRIDENTについてはAeroClassicsよりもGeminiの方がモデルの出来がいいです。
特に私が大好きな-3BはGeminiしか発売していないので、1:400のコレクターの方はぜひ取得することをお勧めします(24/9/22の記事を参照してください)。
最近まで朝日新聞の夕刊で林彪事件(と言っても知らない方が大半だと思いますが・・・)の特集をしていましたが、この時墜落したTRIDENTはパキスタンから購入した飛行機だったようです。
10回くらいの連載でしたが、結局ある可能性を示唆する程度で歯切れが悪い結論でした。
それだけ現在でもこの事件に係る取材は難しいということだったのだと思います。
因みに、モデルの世界でもこの墜落機のTRIDENTのモデルそのものは発売されていないと思います。
掲載モデル:BEA/PIA Hybrid塗装 TRIDENT 1E AeroClassics 1:400(番号:3514)







私個人的には同型のB727よりもTRIDENTの方が好きなのですが(私の基準は手でもてあそんでいると楽しいということなので・・・)、とにかく生産実績がB727の1700機以上に対して、TRIDENTは117機ですから、モデルが売れないのもやむを得ません。
私がモデルの蒐集を始めた当時はまだダイカストモデルはなく、仕方なくプラモデルを買って作りましたが、私は手先がとにかく不器用なので全然上手に作れませんでした。モデルは作れるのですが、とにかくデカールをうまく貼ることは至難の業です。
24/9/22の記事は最終形の3Bでしたが、今回は初期型の1Eです。イギリス連邦の諸国は冷たくTRIDENTを購入してくれませんでしたが、その中でどういう訳かパキスタンは購入してくれた数少ない国です。
従って、BEA以外のTRIDENTのモデルというと大体パキスタンか中国民航になります(当時中華人民共和国を承認していたのはイギリスだけで、ソ連と不仲であった同国はジェット機の輸入ではTRIDENTという選択肢しかなかった、という事情があります)。
それと1:400のモデルでAeroClassicsとGemniというと日本では、「アエロが上」という先入観がありますが、少なくともTRIDENT 1Eに関してはGeminiの出来映えが上回っています。
何でもアエロがいいと思っているコレクターもおられるかもしれませんが、決してそうではなく、IL-18などはアエロの1:400よりherpaの1:500の方が、はるかに出来がいいです。
掲載モデル:
PAKISTAN AIR FORCE H.S.121 TRIDENT 1E Geminimacs 1:400(番号:3175)
同上 PIA AeroClassics 1:400(番号:3221)










このモデルを風変わりな飛行機にあげることに?とお思いの方、むしろ、9月8日のB727-200とTu-154と同じリアエンジンの3発機じゃない、とお思いの方、それは違います。
確かにTridentの1E、2Eはそれでいいのですが、写真をよく見てください。この飛行機は4発機なのです。垂直尾翼に4つ目の小さなエンジンがあることがわかると思います。
これは1E、2Eと比べて大型化した3Bでは離陸時にエンジンが出力不足となってしまったため、離陸時だけに使用されるエンジンなのです。実に堅実な英国の飛行機とは思えない安直な対応の発想だと思いませんか。このいい加減さが私は結構好きです。
このモデルは中国民航ですが、本家のBritish Airwaysのモデルも所有しています。、例によって、積み上げた箱の一番下にあって取り出せないので、秋葉原のT店で見かけて買い求めてしまいました。
その時にTさんに調べてもらったのですが、「林彪事件」、といっても若い方はご存じないと思いますが、その時に使われたのが、同じ中国民航のTridentですが、1Eの方でした。
Geminiは1Eのモデルも出しているので、中国民航の1Eも出せるはずですが、さすがに中国に気を遣って発売しないのでしょうね。
私はこのモデルは、コレクターとしては必須のアイテムだと思います。日本では馴染みがない飛行機のため、不人気なので結構安く購入できると思います。
掲載モデル(正確に記すと長くなります)
Hawker Siddeley HS121 Treident 3B Gemini1:400 中国民航(番号:2339)






